浜松市に遊びに行ってきました。
浜松と聞いてイメージするのは、音楽の街、工業の街、浜名湖、うなぎ。
観光スポットも美味しい鰻のお店もたくさんあります。
今回は音楽をテーマに観光してみました。
訪れたのは4か所。
- YAMAHAのイノベーションロード
- うなぎ屋のつるや
- 浜名湖オルゴールミュージアム
- 浜名湖サービスエリア
どこも最高でした。
ひとつずつ写真付きで紹介しますので、浜松観光の参考にしてくださいね!
YAMAHAイノベーションロード
YAMAHAイノベーションロードは、世界的楽器メーカーのヤマハが運営している楽器の博物館。
ヤマハがこれまでに製造・販売してきた楽器や音響機器が展示してあって、ピアノ・ギター・バイオリンなどの演奏もできます。
ヤマハの創業以来の歴史も知ることができるんですよ。
しかも無料。
家族やカップルにおすすめ。楽器やってる人には全員おすすめ。ヤマハに入社したい人は企業研究になりますよ。
完全予約制なので激混みになることはありません。ゆったりと見て回れます。
私たちは平日に行ったせいか、私たちの他には4組ほどしかいませんでした。
Google検索すると評価4.5。
口コミを読んでも満足度が非常に高い人が多くて、浜松の楽器博物館より面白いという意見もありました。
建物の外観。
こちらの建物は新しいのでかなり綺麗で、お洒落。
建物に入る前に守衛さんに来館した目的を伝えると、入講章がもらえます。
ヤマハ名物の横断歩道。
ピアノの鍵盤のデザインになっていますね。
のだめのカバンを思い出しました。
こちらがエントランス。
めちゃくちゃ綺麗でピッカピカ。未来的なデザイン。
2Fより上の階は仕事場になっているため、ヤマハの社員の方も普通に出入りしています。
向かって奥がパスが必要なエレベーターで、向かって左側がイノベーションロードの入り口。
エントランスのど真ん中にはホッキョクグマの親子のリアルな人形が。
訪れた人にこのシロクマの親子のような満足感のある顔になってほしいという願いが込められているんだそう。
イノベーションロードの入り口にある電子ピアノ。
写真撮影は全面的にOK。ただし、映像の撮影だけはNGだそうです。
映像作品の上映もしているのですが、そういった理由でこのブログでは紹介できません。ぜひ生で観てください。
楽器の作り方や構造の解説展示されています。
こちらはピアノを輪切りにしたもの。音もちゃんとでますよ。
鍵盤を押すとどのように力が伝わってピアノ線を叩くのかが分かります。
このマークがついている楽器は演奏してもOK。
ピアノ、ギター、電子ドラム、バイオリンなどを弾くことができます。展示物の半分くらいは触ってもいいんですよ。
2000万円のピアノも弾けます!
他の来場者に演奏を聴かれるのが恥ずかしい人は、防音室に持ち込んで弾くこともできます。
こちらはエレキギター。
アコースティックギターもあります。
エレキギターはアンプからヘッドホンを繋いで弾けます。ちゃんとピックやチューナーも置いてありました。
管楽器。
管楽器はおさわり禁止のものが多かったです。
音響機器コーナーもあります。
遠隔会議システムやIoTのスピーカーシステムなど。
もちろんヤマハが誇るDTM系の機器もあります。
昔のものから現行品までズラリ。
私が高校生の時に使っていたMTRもありました。懐かしかったです。
こちらは音響卓。
ライブ会場やレコーディングスタジオにあるアレですね。
大学生の時にコンサートスタッフのアルバイトでこれをよく運んでいたのですが、信じられないくらい重いんですよ。
ちょっと変わったデザインの楽器も展示されています。
こちらは黒革を使ったエレキギター。
革製のギターなんて初めて見ました。どんな音がするんでしょうね。
昔のものもあります。
こちらは創業間もない頃に製造していたオルガン。
日本のピアノ製造の歴史はここから始まったと言ってもいいかもしれません。
こちらは創業間もない頃のピアノ。
初期型のエレキギター、アコースティックギター、ベースギター。
バイクも展示されていました。
ヤマハ・YA-1という最初に製造・販売したオートバイ。赤トンボという愛称で親しまれました。
写真では紹介していませんが、弦楽器、エレクトーン、ベースなどもあります。
もちろん試奏できます。
山葉寅楠(やまはとらくす)氏が創業した1887年からの歴史が、この壁を読めば全部わかります。
輸入オルガンの修理を依頼されたところから始まり、オルガン製造、1900年に初の国産ピアノ誕生、蓄音機の発売、ハーモニカ、高級家具、航空機用プロペラ、打楽器、オートバイ、1959年にはエレクトーン、車の内装部品、電子部品、音楽教室など多角化していったことが分かります。
2020年現在のヤマハの売上高は約4300億円。
ヤマハから分社化したヤマハ発動機はバイクだけでなく、船、産業ロボット、半導体製造装置まで作ってます。売上高はなんと1兆6700億円。
オルガンの修理から始まった会社が、140年足らずで世界的な企業へ。
凄いですね。
ヤマハとヤマハ発動機の会社のロゴが微妙に異なるのは有名ですよね。
音叉を三つ重ねたデザインだけど、色などが異なります。
実はそれだけではなくMの文字も違うんですよ。今回初めて知りました。
10時に入館して、気づけば11時半になっていました。
楽器演奏ができる人ならもっと長く楽しめます。譜面を持ち込んで演奏する人までいるそうです(笑)
所在地
住所
公式サイトには以下のように記載されています
〒430-8650 静岡県浜松市中区中沢町10番1号 ヤマハ株式会社本社事業所21号館内
Googleマップでは以下のように記載されています。
〒430-0904 静岡県浜松市中区中沢町10−1
住所は同じだけど、なぜか郵便番号が異なっているんですよね。
駐車場は乗用車28台、大型バス3台。
浜松IC、浜松西ICから20分。
遠州鉄道『八幡駅』のすぐ目の前なので電車でも余裕。駅から徒歩1~2分です。
営業日、開館時間
休館日
日曜、月曜、祝日
その他 (年末年始・夏季・GWなどの当社休業日、メンテナンス実施日等)
※ウェブサイトにカレンダーが掲載されているので、そこで確認しましょう。
開館時間
9:30~17:00(受付は16:00まで)
ウェブサイト・予約
YAMAHA INNOVATION ROAD
https://www.yamaha.com/ja/about/innovation/
個人でも団体でも、ネットで予約できますよ。
電話はこちら
053-460-2010
ヤマハ掛川工場ではグランドピアノの工場見学もできます。
詳しくは公式サイトで。
https://www.yamaha.com/ja/about/locations/piano_factory_tour/
浜名湖つるや
イノベーションロードを見学し終わったら、ちょうどお昼時。
「浜名湖と言ったらうなぎの養殖だろ」ってことで、うなぎを食べに行きました。
浜松市にはめちゃくちゃたくさんのうなぎ屋があってどのお店にしようか迷ったのですが、最終的に私たちが選んだのは『つるや』さん。
場所は浜名湖の漁港が目と鼻の先、舞阪です。
日柄なのか場所柄なのか、びっくりするくらい強い海風が吹いていました。
Googleの評価は4.4と高く、競合のうなぎ屋に比べてかなりリーズナブルな価格帯。
食べログの評価は3.2と低いのですが、個別のコメントを読むと4点以上をつけている人の方が多いという謎現象。
食べログの評価は平均点ではなく、食べログが意図的に操作していると言われていますが、まさにそれ。
食べログは信用ならないってことで、グーグルを信じて選びました。
昭和8年にこの地に店を構えたというだけあって、年季の入った店構え。
創業者の縣鶴次氏が当時うなぎの最高峰と呼ばれた浅草のつるやで修業し、大正10年に東京・両国に暖簾分けを許されて創業。
しかしわずか2年後の大正12年に関東大震災でお店が消失します。
そこで故郷の浜名湖に戻り、「浜名湖つるや」を開業したのだそう。
当時はうなぎの蒲焼を出すお店がほとんどなく、高価だったこともありお客はまばら。そのため旅館などに納入していたそうです。
その後、蒲焼が広まっていき、競合店が激増。浜松の名物となったそうです。
ドラマがあるんですね!
「浜松にうなぎの蒲焼を広めた超老舗店」と言っても過言ではありません。
当然のごとく、つるやさんは炭火焼き。
入店すると店員さんが愛想よく迎えてくれました。
店内は馴染みのある雰囲気。
私たちが開店1番乗りだったので、他にお客さんはいませんでした。
12時を過ぎるとほぼ満席になりましたよ。ご予約のお客さんも来店されていました。
注文したのはお店で一番高いメニューの「うな重(上)」
でも3600円で超お値打ち!!
他のお店では3600円だと一番安い品だったりします。一番高いメニューだと6000円以上するお店もざら。
蒲焼は1匹半、白焼き、肝吸、3種のお漬物までついて、ボリューム満点。
私は名古屋や岐阜で名店のうなぎを多く食べていますが、それらと比べてもつるやさんの味はとても美味しいと思います。
焼きはふっくら、タレはあっさり。
山椒はかけても、かけなくても美味しいです。
歴史が物語る通り、東京のお味ですね。
ひとつだけ残念なのは私の大好物の「肝焼き」がメニューにないことだけ。それ以外は文句のつけようがありません。
「香ばしいカリカリのうなぎより、ふっくら優しいうなぎが好き」という人に全力でおすすめ。
サイドメニューが少ないので夜にお酒を飲みながらという感じではないですね。夜は営業時間も短いですし。
お昼にガッツリ食べたい時に行きたいお店です。
というか、また行きたいです。行きます。
所在地
住所
〒431-0211 静岡県浜松市西区舞阪町舞阪2102-2
弁天島駅から歩いても行けます。10分くらい。
駐車場は7台。
営業日、営業時間
定休日
火曜日・水曜日
年末年始は休暇を取ったりするようなので、不定休。
念のため来店前に確認した方が確実だと思います。
営業時間
11:00~14:00 17:00~18:30
私たちは平日の開店直後だったので空いていましたが、土日祝日の場合は予約した方が良いそうです。
電話番号
053-592-0439
ウェブサイト
浜名湖つるや
http://h-tsuruya.com/index.html
浜名湖オルゴールミュージアム
腹ごしらえが終わった後に向かったのは、浜名湖オルゴールミュージアム。
浜名湖パルパルという遊園地の隣にあるロープウェイを使って行きます。
オルゴールミュージアムには行こうか迷ったんですよね。
Googleでは評価3.7。
口コミには「大満足だった」という意見の人が多いんですけど、
「駐車料金900円は高い」「見どころがないのに大人2人で2000円かかるのは高い」という意見もちらほら見たので、コスパが悪い施設なのかな?と、ちょっと不安もありました。
ただ、経験上、観光地で料金のことをとやかく言う人ってろくな人がいない印象があるので、おそらくその手の人が書き込んでいるのかなと予想。
あえて行ってみることにしました。
デートスポットにもなっているみたいです。
かんざんじロープウェイの中の雰囲気。
ロープウェイは浜名湖の上を通っているので、めちゃくちゃ景色が綺麗。
自分たちが乗るロープウェイの客車の影が湖に映っていました。
こんな情景が見られるのはここだけ。
湖の上を通っているロープウェイは国内ではここ以外にありません。
もう1基の客車とすれ違ったところ。
浜名湖パルパルの観覧車も見えますね。
この日は雲一つない晴天だったので太陽も輝いています。
写真は、係員さんが説明したり、貴重なオルゴールを演奏してくれるホール。
館全体としてはこじんまりとした施設。
係員の方がオルゴールの歴史を説明してくれたり、珍しいオルゴールの演奏を聴かせてくれたりします。
説明がとても丁寧で分かりやすかったですよ。
勉強になります。教養を養えます。
正面奥に鎮座するのがオルゴールミュージアムで一番巨大なグランドオルガン。
1920年にフランスで製造されたもので、昔はサーカスやお祭りで演奏されたそうです。オルガンとは思えないくらいの大音量でした。
実際の映像はこちら。
こちらはディスクオルゴール。
金属製の円盤に突起がついていて、回転することで演奏します。
私たちがよくお土産でもらう小さなオルゴールは演奏時間が短いですが、こちらは1分30秒も演奏できます。円盤が大きければ大きいほど演奏時間が長くなるそうです。
初期型の自動演奏ピアノ。
下部にモーターがついていて、空気を送ることで自動演奏する仕組み。
レストランやバーに置かれていて、コインを投入するとジャズの演奏が始まります。
オルゴールは1900年頃に欧米で大流行しましたが、エジソンが蓄音機を発明すると徐々に衰退していきます。
ディスクオルゴールがレコードに取って代わられたんですね。
これがエジソンが発明した蓄音機。ぜんまい仕掛け。
他にも細かい木工細工が施されたものや、人形が動くギミックのついたものなど、様々なオルゴールが展示されていました。
屋上にはカリヨンがあって、時報代わりに1時間毎に鳴っています。
カリヨンというのは、重力を動力にして動くベルのこと。
屋上からの景色も気持ち良かったですよ。
売店には可愛いオルゴールがたくさん。
デザインが豊富で、プレゼントに良さそう。
ドラえもんやスヌーピーなどのキャラクターものもあります。
ただけっこう高いものが多い印象。
安いものでも2000円くらい。
女子感あふれるキラキラ系。
これはめちゃくちゃ高級品。
38万円もします。サイズはそんなに大きくないんですけど。
他にもオリジナルデザインのオルゴールが作れたりしますよ。
小さなミュージアムなんですけど、知らないことをいっぱい知れたし、100年前のオルゴールの音が聴けたし、ロープウェイも楽しい、景色は綺麗。
満足しました。
子供さんにもおすすめしたいですね。
Googleの口コミでは料金に文句を言っている人がいますが、本人がケチなだけ笑
教養にお金を使うのがもったいないと考える人なのでしょう。
所在地
車で行く場合は、かんざんじロープウェイの駐車場に停めましょう。
駐車場の料金は通常時900円、ゴールデンウイークや夏休みは1000円。46台。
ミュージアムとロープウェイの料金が合わせて大人一人1450円でした。
住所
〒431-1209 静岡県浜松市西区舘山寺町1891
ロープウェイは10分間隔で運行しているので、待ち時間は短いです。
営業日、営業時間
季節によって営業時間や休館日が変わるので、詳しくは公式サイトで確認してください。
浜名湖オルゴールミュージアム 営業時間
https://www.hamanako-orgel.jp/open/
ウェブサイト
浜松オルゴールミュージアム
https://www.hamanako-orgel.jp/
かんざんじロープウェイ
https://www.kanzanji-ropeway.jp/
浜名湖サービスエリアもおすすめ
名古屋方面から浜松市に行く場合には、浜名湖サービスエリアもおすすめ。
写真のように浜名湖が綺麗に見えますし、浜松餃子、うな丼、ウナギパイ、三ケ日蜜柑といった特産品も味わえます。
お土産も買えますね。
上り、下り、両方から立ち寄れるのも良いところ。
自動車でお越しの際はぜひ。
浜松の観光スポットを紹介してきました。
10時にヤマハに着いて、全部訪問し終わったのが15時半くらい。ちょうど半日遊べる感じですね。
どこも行って良かったと思えました。
家族でもカップルでも楽しめると思います。もちろん一人でも笑
参考にしてみてくださいね。