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『スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』に母なるジェダイの始まりを見た

 

映画館で観てきました。

『スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』

この記事は穏やかなネタばれを含みますが、それでもよろしければ読んであげてください。

 

 

一言で言えば、「良いお話だった!スターウォーズとして良いエンディングだった!」

ツイッターを見る限りでは、ほとんどの人が同じ感想を言っていましたね。

面白いことにみんな細かいことは言わないんです。ただ面白かった、良かったというだけなんですよね。

ジョーカーの時とは大違い。

これがスターウォーズの良さなんだろうなと思います。

42年間の集大成を魅せて頂きました。

 

とにかくスターウォーズって映画は、人間臭さや物理学の細かい描写を無視して、ひたすら冒険と戦いに明け暮れるんですよね。

SF映画のように見せかけて、実は絵本のようなシンプルさ、幼稚さを持っている映画だと思います。

 

仲間や家族が死んでも、あんまり悲しまない登場人物たち。死を引きずりません。
また死を恐れません。

いろんな星を旅しますが、星ごとの重力差だとか、大気圧だとか、空気の構成元素だとか、誰も気にしません。
誰がどの星へ行ってもまるで地球にいるかのように過ごしています。

海のような場所で全身ずぶ濡れになってもへっちゃら。
地球ではない星の海のその水はきっとH2Oじゃないと思うんだけど、何も肌に問題は起こりません。

登場人物たちは食事も睡眠も取りません。
いつ何を食べているのか、いつ寝ているのか。とにかくずっと起きて何かをしています。

トイレにも行きません。
食べないから何も出ないのは当然か…

レジスタンスもシスも、みんなよく働きます。文句も言わず休憩もせず働き続けます。
文字通り死ぬまで働き続けます。趣味とかないのかな?

40年前のデザインと2020年のデザインの違いがすごいです。
服装、兵器、異星人、あらゆるものに時代の差を感じます。調和させようという努力は感じますが、違和感は拭えません。

 

 

このように疑問を持ち始めたら止められない止まらないんですけど、「スターウォーズはこれでいい」んですよね。

何も考えちゃいけません。子供の心で観る映画。

 

『be with me』(共にあれ)ってジェダイが言えば超かっこいいし、

ダースベイダーの曲が流れれば鳥肌が立ちます。

CGの映像美は最高だし、大艦隊との戦闘シーンやチェイスシーン(エピソード1のポッドレースのような戦闘シーン)は手汗握ります。

ラストシーンは期待通りにレイとカイロ・レンがキスして終わるし、

ちゃんとレジスタンスが勝利してシスを滅ぼします。

観客全員が分かり切っているハッピーエンド。

字幕で流れるメインテーマとダースベイダーのテーマ。うわぁとなります。そうだ音楽も凄かったんだって。

それでスッキリ爽快な気持ちで観終われるのがスターウォーズ。最後の最後まで期待を裏切らず、楽しませてくれました。

 

レイが初登場した時には「この子が後半3話の主人公?女性なんだ」と思ったんですが、エピソード9を見終えて女性が主人公だったことに納得しました。

ジェダイがみんな死んで、レイが次世代の母になるんですよね。

レイ・スカイウォーカーと名乗って。

だから女性じゃなきゃダメだったんです。生命の始まりを感じさせるには子供を産める女性なんです。聖母マリア様なんです。

副題の『スカイウォーカーの夜明け』という意味はそういうことだったんだと。

 

そもそもスターウォーズは今から遥か昔の宇宙の話という設定。

だから「夜明け」で終わるのは綺麗ですね。

 

2020年1月30日現在のヤフー映画の評価点は4.05。

ヤフー映画で4点以上の映画ってハズレがありません。これはマジ。

映画館での上映期間はあとわずかですが、テレビで観る作品ではないのでまだの方は急いで観に行くことをおすすめします。

大画面と大音響ありきで観て欲しいですね。

 

Yahoo!Japan映画 スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け

スターウォーズ公式サイト

 

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